博覧会などの大型イベントにおいて、人が動くルートを設定する際に、動線という言葉を使用している。動線の種類として、個人的には次のように区分していた。来場者動線、VIP動線、障がい者動線、スタッフ動線、管理動線、避難動線である。来場者動線は、特に外部において待ち列を設定するときに晴天時と雨天時で異なる。雨天時は傘をさすため、動線が伸びやすい。待ち時間表示等に影響してくるのである。実際の現場では、お客様に協力いただき、待機から退場までの時間を調査して待ち時間表示の精度を高める。館内においては特にデッドスペースを作らないこと、ボトルネック部分を作らないことを事前に意識していた。VIP動線は、賓客対応で、優先的に入場する仕組みを作る場合。どのルートを使うと円滑に対応できるかを考える。障がい者動線は、ハンディ別に検討する。車椅子、肢体不自由者(杖をもつご老人も)、視覚障害の方、聴覚障害などケース別に想定して対応する。加えてベビーカー、ペットなどの対応も検討する。スタッフ動線は、なるべくお客様の動きを妨害しないルートであり、管理動線は、清掃・メンテナンスなど現場に行きやすい裏動線が多い。避難動線は、地震時、火災などで異なるが、どの避難口が使用可能かという前提で数種類のパターンを作る。実際に訓練で修正していく。